ふゆきんさん
長い説明になってしまいましたが、「やっと腑に落ちました」のお言葉に安心しました。
今後もマニアックなご質問をお待ちしています。
私もヱビスビールで乾杯します。
ふゆきんさん、かんぱーーーい！！　ヱビスーーー！！

ふゆきんさん
「かのグリコ森永事件の無線通信内容を北海道の方が偶然傍受」についてです。
犯人が使っていたのはVHF(超短波：FM放送や昔のアナログテレビなどの周波数)の小型無線機だと思われます。その電波が電離層(地球の周りにあるイオンや電子の層)で反射されたと考えられます。下の図の(7) VHF Es反射波です。
電波は光のように直進するので、通常、VHFでは図の(8) 直接波を利用します。これだと、あまり遠くまでは届きません。数キロ～数十キロ程度です。また、下図の(9)のように電離層を突き抜けてしまい反射されませんので、直接波より遠くまで届くことはありません。

例外がひとつあります。電離層が太陽の影響を受けて、図のEs層(スポラディックE層)という電離層が突発的に発生することがあります。ここで電波が反射され、北海道で聞こえたという可能性があります。
(図の(7) VHF Es反射波)

なお、図の出典は下記URLのFig.HI0301_aです。
http://www.gxk.jp/elec/musen/1ama/H14/html/H1408B05_.html

なおなおっぴさん
コメントをありがとうございます。そういえば、ケーブルの途中に入れる「同軸避雷器（雷サージプロテクター）」があります。
https://www.diamond-ant.co.jp/product/ama/equipment/equipment_4hirai.html
誘導雷の対策には使えるが、雷の直撃には効かないそうです。直撃に備えて避雷針を用意せよと書いてあります。でも、直撃の場合は接続している無線機は、ほぼ確実に壊れます。
誘導雷の場合も無線機が完全に無傷でいられるかは運次第だと思います。

この製品は耐入力400Wで、私は今は最大200W運用としているので一考の余地はありそうですね。ただ、もう少し暇になったら500Wに増力しようと考えているので、そうすると使えません。
なお、私は1m四方の銅板を地中に入れたアース板にタワーを接続しています。(気休めですが)

のびたさん
ありがとうございます。雷さまは無事に通り過ぎました。
無線機は電源OFFにすると受信部にアンテナがつながった状態になるものがほとんどです。受信部は非常に弱い信号を扱うために、割とお高めなトランジスターが使われています。他にもコイルやコンデンサーも使われています。雷さまが近くに落ちると、これらの部品も壊れてしまいます。運が悪ければ基板まで焦げて修理も不可能、再起不能になることもあります。
自然の前では人間は無力です。

ふゆきんさん
マニアックなご質問、大歓迎です。
結論から言うと、天候、時間、季節、使っている周波数によってはあり得ます。
WEB上で説明図を探していたところ、ちょうど良いものがありました。その図を使って良いか、作成した方に伺って返答待ちですのでしばらくお待ちください。

ひとのこさん
暖かいお言葉、ありがとうございます。