直木賞とYEBISU
直木賞とYEBISU今村翔吾「塞王の楯」(2021年・P560)令和4年・第167回直木賞受賞作越前・一乗谷城は織田信長に落とされた。幼き匡介(きょうすけ)はその際に父母と妹を喪い、逃げる途中に石垣職人の源斎(げんさい)に助けられる。匡介は源斎を頭目とする穴太衆(あのうしゅう)(=石垣作りの職人集団)の飛田屋で育てられ
直木賞とYEBISU葉室麟「蜩ノ記」(2011年・P327)2012年・第146回直木賞受賞作豊後・羽根藩の奥祐筆・壇野庄三郎は、城内でニンジョウ沙汰に及んだ末、からくもセッ腹を免れ、家老により向山村に幽閉中の元郡奉行・戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室と不義密通をオカした廉で、家譜編纂と十年後のセッ