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ヱビス写真部

ken_pro
2024/08/13 06:11

名作のあとのYEBISU

朝井リョウ「正欲」(2021年・P379)

息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合います。しかしその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものでした。(解説より)

2023年11月に映画も上映しています。文中に「自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ち良いよな」のセリフがグッと響きます。主人公たちの一般には理解されない性癖。それを解った様な顔をして声高に謳う「LGBTQ」+何でもアリの「+」。性の多様性といっても「LGBTQ」を謳う大多数のこちら側の人達には理解されないし、それを謳う人たちこそが理解出来ていないと、こき下ろしているのが良いですね。ラスト50ページの畳み掛ける様な流れに引き込まれました。

直木賞受賞作「何者」の朝井リョウさん、只者ではないですね。

名作のあとの余韻をプレミアムエールで。

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2 件の返信 (新着順)
みなとみらい
2024/08/13 14:32

kenproさん
考えさせられるような作品なのでしょうか❓🤔


ken_pro
2024/08/13 15:13

みなとみらい様

考えさせられました。
私自身が「LGBTQ」に
疑問をもっていて
それに入らない人もいるのでは
と思っていました。
この本はそんな本です。

Sho
2024/08/13 12:25

ken_proさま
選書は、どのようにされているのですか?
よかったら教えて下さい。


ken_pro
2024/08/13 15:10

S h o 様

私の場合、
贔屓の作家さんが
10数名いまして、
(直木賞作家が多い)
新刊が出たら
必ず読みます。
あとは、有名な賞
(直木賞・本屋大賞・
このミステリーがすごい。など)
を獲った作品や
新聞選評や広告
などでしょうか。

Sho
2024/08/13 20:11

ken_pro様
贔屓の作家と聞いて、私にはいないことに気が付きました。
ノンフィクション好きなのですが、まだ面白さが、わかっていないのだろうと思います。