ken_pro
2024/08/13 06:11
名作のあとのYEBISU
朝井リョウ「正欲」(2021年・P379)
息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある人の事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり合います。しかしその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものでした。(解説より)
2023年11月に映画も上映しています。文中に「自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ち良いよな」のセリフがグッと響きます。主人公たちの一般には理解されない性癖。それを解った様な顔をして声高に謳う「LGBTQ」+何でもアリの「+」。性の多様性といっても「LGBTQ」を謳う大多数のこちら側の人達には理解されないし、それを謳う人たちこそが理解出来ていないと、こき下ろしているのが良いですね。ラスト50ページの畳み掛ける様な流れに引き込まれました。
直木賞受賞作「何者」の朝井リョウさん、只者ではないですね。
名作のあとの余韻をプレミアムエールで。
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投稿を表示kenproさん
考えさせられるような作品なのでしょうか❓🤔
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投稿を表示ken_proさま
選書は、どのようにされているのですか?
よかったら教えて下さい。
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