ムーミン谷の仲間⑤
スナフキン

スナフキン

自由に旅することをこよなく愛するスナフキンは、ムーミントロールの親友です。
ヨクサルとママミムラ（ミムラ夫人）の息子で、リトルミイとミムラねえさんの異父弟にあたります。
身軽に生きる旅人であるスナフキンの荷物は、リュックサックひとつ。
濃い緑色の古ぼけた帽子と着古した服を身にまとい、パイプをくわえ、帽子にはハゲワシの落していった羽根を挿しています。愛用のハーモニカを吹いて、詩と曲を作り、釣りをし、あちこち旅してまわります。

彼はいつも、暖かい季節はムーミン谷の川辺にテントを張って暮らしています。
ムーミントロールと過ごす楽しい時間が大好きですが、独りで旅をする孤独な時間も、彼にはとても大切なんです。
秋がきて、ムーミン谷の住人たちが冬眠に入る頃、スナフキンは南へと旅立ちます。
そして、春になると、またムーミン谷へ戻って来るのです。

ムーミン谷やその近くに住む小さな生きものたちにとって、スナフキンは憧れの存在です。　
スナフキンも初めて出会う人や出来事に、好奇心と暖かい心をもって接しようとします。
ふだんはわりと冷静な彼が許せないのは、｢〜するべからず｣と禁止されたり、束縛されたりすることです。
小説『ムーミン谷の夏まつり』や『ムーミン谷の十一月』には、不必要な看板を見て、怒りを爆発させる場面が出てきます。

普段は、リビングのオーディオラックに、仲間と並んでいます❣️