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カルチャー&サブカルチャー​

2024/03/14 10:19

「いかなごのくぎ煮発祥の地」

神戸市長田区駒ヶ林町、駒林神社大鳥居前に、昨年10月、いかなごのくぎ煮発祥の地の石碑が建立されました。
阪神大震災により倒壊した駒林神社の大鳥居が19年ぶりに再建されるのに合わせて、いかなごのくぎ煮振興協会の奉納により、建立されたものだそうです。

昭和10年に出版された「滋味風土記」(魚谷常吉著)の中にある「釘煎」の記述の中に、おいしいいかなごの「釘煎」を手に入れたければ、駒ヶ林の漁業組合か、垂水の魚市場に、という記述があります。
文献上は長田も垂水もどちらも同じくらい古く、長田もくぎ煮発祥の地のひとつだそうです。
駒ヶ林では昔底引き網でいかなごを獲っていたので、海底にいるいかなごの親魚(フルセ)が獲れ、これを昔から炊いていたそうです。
これに対して垂水では、こませ網という潮の流れに乗ってきた魚を網で獲るという漁法だったため、稚魚(シンコ)が獲れ、これを炊いていたとのことです。

1000年以上前から、駒ヶ林ではいかなご漁が行われていたそうです。
石碑の前に設置された「由来文」には次の通りかかれています。

~いかなごのくぎ煮発祥の地~
いかなご漁は一千年以上前から駒ヶ林で行われている。
かつてこの碑のある地点までが砂浜であったころ、この砂浜では左義長祭が行われていた。東西がそれぞれのお山を上げ、神社から出た行司のお山の前にて倒しあいをし、勝った方が網入れの優先権を得る。そして底引き網にていかなご漁が行われた。
左義長の始まりは平安時代の永延二年(九八八)と伝わっており、遅くともその頃にはいかなご漁が始まっていたことが伺える。底引きで捕られるいかなごは成魚となったフルセである。平安時代、駒ヶ林には玄蕃寮(現在の税関にあたる)の出先機関があり、大陸との外交の要所であった。そのことから当時は希少な砂糖がすでに出回っていたと思われる。そしていつしかこの地ではいかなごを砂糖と醤油、生姜で炊いて食し始めた。
いかなごのくぎ煮振興協会はこれらの歴史を示すべく浜に面した此の地に石碑を建てた。
—————–以上引用———————

私はシンコの方が好きですけど😁

1件のコメント (新着順)

ラズベリーさん、今年のイカナゴ漁はわずか1日で終わったそうで、価格もすごい事になってるとラジオで言ってました😅


ラズベリー バッジ画像
2024/03/15 22:38

ふゆきんさま
毎年不漁続きですが、高くても購入してくぎ煮を炊く方々は凄いです😆