なおなおっぴ
2024/02/12 20:35
中村彜(つね)アトリエ記念館
目白駅から南西に歩いた新宿区下落合(以前ご紹介したおとめ山公園の北の方)に、「中村彜アトリエ記念館」というものがあり、病弱でありながら明治から大正にかけて活躍し、37歳で亡くなった中村彜という洋画家の住居兼アトリエを復元して記念館にした建物があります。
アイキャッチ画像はその建物を前面から撮ったもので、下はそばに咲いていた梅を中心に撮ったものです。
建物の右手に管理棟があり、そこから記念館に入ります。
管理棟には中村彜画伯の絵画の精緻な複製などが飾られていましたが、なぜか金魚鉢もありました。
管理の方の遊び心が伺えます。
管理棟の奥に中村彜画伯を模したプレートがあり、そこから左手に一度外に出て、記念館に入ります。ちなみにスリッパに履き替えます。
記念館内のアトリエです。写真は北を向いて撮っています。
見にくいですが、実は左の肖像画はエロシェンコというロシア人を描いたもので、本物は東京国立近代美術館にあり、重要文化財です。
ちなみに調度品はすべて複製で、現物は茨城県近代美術館にあります。
こちらは東の玄関側です。
こちらは西の奥側です。
天井の北側には明かり取りの窓があり、作品に直射日光が当たらないようにしているのでしょうか。
もう少し写真の角度を下げて、床から天井の高さが分かるようにしました。
こちらはアトリエの南側にある、本来居間だったところです。今は中村彜画伯の生涯を紹介するビデオを流しています。
西の奥にはまだ部屋があります。
その部屋は住み込みで中村彜画伯がなくなるまで身の回りの世話をしていた、きいという女性の部屋でした。
この奥には台所があったのですが、記録が残っていなかったため復元されていません。
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