ヱビスビアタウン - ヱビス公式ファンコミュニティ|YEBISU

ヱビス担当語りBAR

町長 福吉
2023/06/10 12:52

制作をするということ、その中で大事にすべきこと

みなさん、こんにちは。
今日は、ちょっと担当者語りBARで書こうかなーと思っていたことを少し時間ができたので。
もともと、このコミュニティを作った理由は前に書きましたが、僕自身今はちょっと忙しくてあまり描かなくなっちゃったんですが SNSでの投稿も頻繁にやってたからというのがあります。
時代的にいうと、mixiやgreeは草創期からやってたり。

美大を出ているということもありますが、そもそも制作することが好きで制作し物やことを発信したいと思ってよく投稿をしていました。

ちなみに、いわゆるBLOGに関してはその言葉が出てくる前「LIFE LOG」と言われていた時代に、自分でカレンダープログラムを改造して作って書いていました。
今も、その残骸があったりします。

いや、ほんとに表現することが好きだったんです。過去形ではなく、今もですが。

さて、その中で僕が大事にしていること。


制作するという行為、そして制作物をリスペクトするということ

 

どういうことかというと、僕は制作物や制作という行為はその人の人生/生きてきた時間と思いが凝縮された物だと思っているからなんです。

言うなれば、その行為は「自分」を表出することなんです。

これは、プロだけの話ではなく、皆さんが自分のアカウントでアップしている文章や写真なども含めた話で。

例えば、ある日の夕方ビルの屋上から見た美しい夕焼けはその人が美しいと思ったからこそ写真に収め、文章を書き、投稿する物で。

同じ写真を見て感動する人もいますが、その瞬間、その閲覧側の人はそこにはいないので、閲覧側の人は投稿者の視点で切り取られた瞬間に感動しているんだと思うのです。

なので、大事なことはその瞬間を切り取り、写真や言葉や絵や映像に落とした人のその視点が「素敵」なんだとおもうし、その瞬間を切り取った人とその行為をリスペクトするべきなんです。

阿佐ヶ谷の路地裏にて(本文とは全く関係ありませんw)

その観点から、僕は「剽窃」という行為はあるべき行為ではないと思っています。

SNSが普及し、デジタルが当たり前になり、簡単にデータをコピーすることができました。

良心の呵責がなければ、簡単に他の人の制作物を自分の作品として発信することも物理的には可能になっています。

しかしながら、この行為は法的にいうと著作権法違反です。

刑罰もなかなか重くて、下記のようになっています。

-----------------------------------------------------

著作隣接権を侵害する行為とみなされる行為を行つた者又は次項第三号若しくは第六号に掲げる者を除く。)は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

-----------------------------------------------------

 

ただ、制作者として僕が思うのはこの部分ではなく先に書いた「制作物や制作という行為はその人の人生/生きてきた時間と思いが凝縮された物」だからこそ、その制作物を剽窃する行為は制作者の人生を侵害する行為だと思っているんです。
倫理的観点で、僕はやってはいけない行為だと考えています。
デジタルが普及し、さまざまなことの利便性が上がり、その先にいる人を想像しづらくなってきていますが、そういう時代だからこそ「思い」を大切にしてほしいと考えています。

 

ここに限らず、発信を行う時は是非「自分の想いと言葉」を形にして発信していただければと思います。

コメントする
13 件の返信 (新着順)
鈴林檎 バッジ画像
2023/06/12 23:08

制作者の矜持…ですね。
ここには、自身の感性に対する肯定感、大切に思う気持ちが大きく関与するのかなと感じました。
自身の感性をリスペクトしていれば、そう簡単には、よそ様の制作物を自身の物として出そうとは思わない…ですよね、きっと。だってその原点には自分の感性が『ない』のですから。そこを偽る時点で、自分に嘘をついてしまう、それか、そもそも自身の感性に誇りを持てていないのか…とても勿体ない事です。
それと、ネットの先にいる方のことを想像しづらい、というお話もとても納得できます。
今回ライブイベントに参加しまして、こういったことの一つ一つが、人と人や、人と企業の距離を少しずつ埋めるのだなと実感致しました。
感謝です。
ヱビスビアタウンは、ブランドイメージの向上というだけではなく、公益性といった意味でとても価値ある事業なのではと、思うのです。


町長 福吉
2023/06/23 12:35

ありがとうございます。
おっしゃる通り、自身に対する肯定感も大きく影響していそうですね。
自分の制作に対する思いや誇りも。
それがあれば、相手に対する慮りも生まれるのではないかと。
デジタルコミュニケーションを語るときに、良く数字のみで語る人たちがいます。
でも、僕はその先には様々な人たちがいて、様々な生活を営んでおり、様々な思いの中でブランドやコミュニケーションに触れてくださっているのだと考えています。
そうなると、単なる数字の積み上げではない人と人の繋がりを考えたうえで「どのように向き合うのか?」という話なってくるんです。
ここら辺が、なかなか理解されない事も多いんですけどね。
どうしても、数字だけを追い続ける人たちはいるもので。それはそれで、売り上げが上がらないと企業活動が停止してしまうからというのも分かるのですが、僕はブランドが愛された結果として売り上げがついてくるものだと思っているので、なかなかその辺がかみ合わなかったり。
ま、それはそれでいいんだと思っています。それぞれに役割があるので。

僕は、ブランドは社会を構成する一つの要素だとも思っていますので、公益性を生み出す事も重要だと思っています。
そういう観点で、「公益性といった意味でとても価値ある事業」と言って頂けるのは凄く嬉しいです!
がんばりまーす(*'▽')

鈴林檎 バッジ画像
2023/06/24 01:52

難しいお仕事ということ、拝察します。
数字に表れるブランドイメージは分かりやすいのですが…長年蓄積されて形成されたイメージは可視化し辛く、失われて初めて表面化するのでしょう。
地道に積み重ねるイメージは、なくてはならないものです。
それはブランドの長期持続に欠かせないものです。
でも売上は現在のイメージに左右されますから…それももちろんとても大切。
利益を確保することは存続を守ることですものね…。

仰るとおり、長く長く、維持されたブランドは価値観の一つの要素でありその文化に所属する人の拠り所でもあります。
ブランドとその品質が維持されるということは、そのブランドを支持するかどうかに関係なく、そのイメージを知る人の安定感安心感や誇りを支えるいくつもの支柱の一つだと。

そのイメージを保つ『ヱビス』が運営するここは、ネットが介在するコミュニケーションを誰しもが模索している今、スポーツや美術の後援同様文化的事業にならないのかしら…なんちゃって(笑)

ヱビスビールをご縁にこちらで近しく交流したその経験は、今後のネットリテラシー向上なり、身近な人間関係の距離の再(新?)構築なり、それらの後押しの一つとなりえます。

厳しい道のりとは思いますが、改めて感謝です(>_<)ゞ

なおなおっぴ
2023/06/12 22:21

町長さん

今後はAIが絵を描いたりするときに、人でいう剽窃的な行為をすることも考えられますが、AIに絵を描かせた人が著作権侵害になるのか、そのあたりの法整備はまだ追いついていないですね。


町長 福吉
2023/06/23 12:19

今回この投稿を行うきっかけの一つが、このAIの問題です。
何となく、情報漏洩とかそういう話が前に出がちですが、それ以前に制作者の許可を得ていないイメージや文章をベースにあたかもテクノロジーの勝利の様に語られて、その制作物が前に出てくる事に違和感を覚えるんですよね。
あまり語られていないのですが。
でもこれも、SNS時代の「気軽にコピーできる事」がユーザーの倫理観の基礎にになっている事も要因だと思っていて、その辺を改めて考えるきっかけになればと思って投稿しました。
マーケティング界隈の人たちが進化の利点のみを話しがちなんですが、僕は「あるべき姿」を先に考えたうえでテクノロジーをどう活用すべきかを考えるのが正しい順序だと信じています。

ユーザー画像
ユーザー画像
退会したユーザー
2023/06/11 01:18

よぱらいひとのこです。

私、若い時からだいぶ自分の発言をパクられて、よその人にメディアで発言されてますよ。
なので、ひとまずはここでしか発言しない事にしました。


町長 福吉
2023/06/12 11:24

オープンスペースで発信すると、簡単にコピーされてしまいますからね。
基本的に、性善説に基づいて発信していますが、デジタルの時代になりコピーがあまりにも簡単になってしまう中で、罪悪感も希薄になってしまっているのではないかと感じています。
引用は良いんですけどね、出展元をはっきりさせたうえで。
だけど、剽窃されると本当にがっかりしますよね。
同じプラットフォームでやられると目にしますが、巧みになってくると違うプラットフォームに移し替えてきたりしますし。
逆に言うと、同じプラットフォームでやってくる人は本当に罪悪感がないのかもなぁとか。
なかなか、難しいですよね。
でも、やっぱりやるべきではないし、簡単に許せることでもないと思うのです。
ただ、この怒りを持ち続けても仕方がないので、切り替えていく事も大事なんですが。

ユーザー画像

わたしの発言が続けてメディアから流れるときなど「💩放送作家め〜」と思ったり、わたしの案をまんまやられて1人で大稼ぎした某人とかムキッとなりましたが、町長さんの仰る通り怒りを持ち続けてもしょうがないので「やっぱわたしの考え面白いんじゃん」と思い慰めてます。

わたしはヱビスラバーサッポロラバーなので、同じ人たちが使用してくださるのはとても嬉しいことなのですが、全く違う事に使われてヒットされるのは悲しいので、当分はコチラのタウン内だけに留めておこうと思います。