ちょうど一週間前の夕方、笑点も終わり世の中が憂鬱な雰囲気に包まれる頃、車のエンジンを始動させ暴風雨・低音注意報をラジオが知らせる中、一路出羽国・山形は酒田市へとアクセルを踏み込んだ。

今回の旅の目的はズバリ、ラーメン🍜

ラーメン好きと言うわけではないものの、以前からずっと気になっていたラーメンを食べたくてラーメン消費量日本一のラーメン王国山形に行って来た。

同じ山形と言っても内陸と沿岸部では大きくその文化が違うようで、今回は沿岸部・庄内地方の有名店を食べ歩き。

道中道の駅で車中泊後、8時にカップラーメンやコンビニのレンチンラーメンでもお馴染み、鶴岡市にある琴平荘へ到着。流石有名店だけあって11時開店の前の整理券配布開始8時には既に20人程が行列。

GW中などには開店から3時間待ちは当然との事だけに、その後も続々と客が来ていた😧

開店まで鶴岡市をぶらぶらして時間を潰した後、ほとんど待つことなく待望の中華そばがテーブルに。スープを一口啜り、麺を手繰る。なるほど美味い。正にザ・中華そば。手間暇かけて作ったスープは庄内浜産のアゴ出汁の旨味が凝縮した、自家製ちぢれ麺にピッタリ合うスープだった😋

次に向かったのはお隣り酒田市にある、ワンタン麺の名店「満月」。お昼過ぎで客もまばらな店内。注文してすぐに運ばれて来たワンタン麺のワンタンの生地は向こう側見える程に極薄。喉越しも良く、カウンター席の後ろでこの店の常連客と思しきご高齢の女性二人が、庄内弁で世間話をする会話を聞きつつ長年地元に愛されて来たんだなとわかる味。

食後、店の暖簾をくぐり次に向かったのはエビワンタン麺の名店「花鳥風月」。こちらもそれほど混んではなくすんなりとラーメンにありつけた。

ワンタンの中の餡はすり潰したエビかな？と思って噛むと丸ごと一匹使用しているのが予想外だったが食感良くスープと麺の三味一体、あっさりしていて美味しかった。

この日はこれ以上食べれないので、酒田市内を軽く観光した後ホテルにチェックインし、熱い風呂とシャワーを浴びて冷蔵庫で冷やしていた金ヱビスと地酒をあおると、ドライブ疲れもあって午後8時過ぎには眠ってしまっていた。

翌朝チェックアウトギリギリまで滞在後、11時開店のケンちゃんラーメンへ。残念ながら店内撮影禁止だったが、平打ちの麺で、初めて食べたのに何処かで食べた事がある味のラーメン(カップヌードル？思い出せない…)で、結局これが一番美味かった😅と言うオチで、田植えが始まる前の田んぼに水を貼った、その水面に映る美しい逆さ鳥海山に心を奪われつつ昨日とは打って変わった五月晴れの酒田を後にした。

総評。どのラーメンも美味しかったが、塩っぱかった… 元々ラーメンは塩っぱいものだが、それに輪をかけて塩っぱかった😅　もう少し減塩しても美味しく食べられると思う…

最後に、どの店にもヱビスビールが置いてなかったのは大いに改善の余地があるだろう（笑）