ken_pro
2024/11/26 06:32
読書のあとのBROOKLYN LAGER
朝井リョウ「生殖記」(2024年・P290)
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。(解説より)
これは小説というより解説書を読んでいるようでした。主人公・尚成に宿る目が尚成を解説していきます。「拡大、発展、成長」と「判断、決断、選択、先導」のフレーズが何回出て来たでしょうか。新しい試みですが、普通の小説を書いてほしいと思いました。
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