ken_pro
2024/12/03 06:03
読書のあとのYEBISU
カツセマサヒコ「わたしたちは、海」
(2024年・P272)
クラスの女子たちが、タイムカプセルを埋めたらしい。6年3組のぼくは、親友のシンイチとヨモヤとともに、遠くの煙突の麓にある公園まで自転車で行ってみることにした――「海の街の十二歳」小学校教諭の岬と保育士の珊瑚。幼なじみの二人は休日に近くの海へドライブへ行った。渋滞にはまった帰り道、二人は光るスニーカーをはいた4歳くらいの子供が一人で歩いているのを見つけ――「岬と珊瑚」高校の同級生・潮田の久しぶりのSNSを見ると、癌で闘病中とあり見舞いに訪れた波多野。数ヶ月後、潮田は亡くなり、奥さんのカナさんから、散骨につきあってほしいと言われ――「鯨骨」海の街にたゆたう人々の生の営みを、鮮やかに描き出した傑作小説集。書き下ろし1編を含む全7編。収録作:「徒波」「海の街の十二歳」「岬と珊瑚」「氷塊、溶けて流れる」「オーシャンズ」「渦」「鯨骨」(解説より)
短編7篇。初めて読んだ作家さんで40頁1話のショートストーリーで読みやすい。全編に海を見ている視線がありポイントになっています。ラストの「鯨骨」が切なくて秀逸でした。
読書のあとはプレミアムエール。
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投稿を表示サインの隣も(クジラ)なんですね
あれっ違うかな🐳
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