ken_pro
2024/12/10 06:10
読書のあとのYEBISU
町田そのこ「ドヴォルザークに染まるころ」(2024年・P288)
小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。東京でバツイチ子持ちの恋人との関係に寂しさを覚える看護師。認知症の義母に夫との悩みを打ち明ける管理栄養士。父と離婚した母が迎えに来て、まもなく転校することになる小六の女の子。発達障害のある娘を一人で育てるシングルマザー。
小さな町で、それぞれの人生を自分らしく懸命に生きる女性たちを描いた感動作(解説より)
短編5篇の連作短編集です。タイトルにドヴォルザークが出てきて、クラシックがテーマと思いきや小学校が夕方5時に鳴らすドヴォルザークの「家路」の事でした。
廃校が決まった小さな町の小学校。最後の秋祭りに集う人たちの、過去と現在、そして未来が交差する物語です。第1話からショッキングな場面が描かれ引き込まれて行きます。どれも良い作品集ですが、第3話の「クロコンドルの集落」に打たれました。
読書のあとはゆったり焦香。
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投稿を表示小学生のころにドヴォルザークの「新世界から」が大好きになり、音楽の先生にカセットテープに録音してもらってたくさん聞いていたのを思い出しました。
後々わかったのですが、割りとテンポ速めの珍しいタイプの演奏でした。
(フリッツライナーのRCA盤)
それに慣れてしまったので、いまでも様々な演奏を聴くと、ちょっとのんびりだなあと感じてしまいます。
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